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ASMS2024(アメリカ質量分析学会)参加報告

2024年6月2日~6日、カリフォルニア州のアナハイムと言う街で開催された、第72回アメリカ質量分析学会に参加してきました。

アナハイムは、ロサンゼルス国際空港から南東に60 km位の位置にあり、会場はアナハイム国際会議場。

近くにディズニーランドやロサンゼルスエンゼルスのホームスタジアムがあります。

1日の夕方羽田を経ち、同日の午後に現地到着。今回宿泊したのは、日本で言うとアパートみたいな造りでした。

エンゼルススタジアムはホテルから4 kmほどの所にあったので、日曜日にジョギングで行ってきました。

しかし、試合がなかったので、とても静かでした。試合があれば見られたのに、残念。大谷選手が居る時ならサイコーでしたね。

 

学会の会場はこんな感じ↓で、アメリカの国際会議場は、どこもこんな雰囲気ですね!

 

この学会、一応アメリカのローカルな質量分析学会なのですが、規模や参加者は世界最大で、今回も7,000名くらい参加していました。

口頭発表は毎日10以上の会場で行われるし、ポスター発表も毎日800件以上あります。ターゲットを絞って聴かないと、歩き回るだけでも疲れてしまいます。

ここ数年のトピックスとしては、低分子のマススペクトル解析(インフォマティックス)、イメージング、イオンモビリティーなどが、特に私が注目している内容としてはホットだと思います。

私は今回、会社で独自に開発して国内では数年前から販売している、LC/MS用オンライン脱塩チューブの開発に関して、ポスター発表を行いました。

 

ポスター会場は企業の展示ブースもあり、とてつもなく広いのですが、入口から入って一番奥の隅が私のポスター展示のスペースで、正直場所は最悪でしたが、それでも予想より多い人が見に来てくれました。このチューブはアメリカでも売りたいと思っているのですが、今回その足掛かりになりそうな会社の人が興味をもってくれたのは大きかったですね。早速、オンラインで打合せをしました。

補助金を利用して、ここ3年続けて参加できています。来年も行けたら、脱塩チューブの続報とイメージングのネタで発表したいところです。

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